take it easy

人生を気楽に生きていくための、知恵と体験を発信するブログ。

子供のアトピーで気をつけたいリップケア〜ワーママのアトピー勉強〜

我が家は私が生後半年からアトピーであり、子供も生後4ヶ月の頃にアトピーと診断されています。

 

アトピーで大切な肌の保湿。

そこで忘れてはいけない部分が唇です。

 

毎年冬になると健康な人でも唇が乾燥します。

アトピーの人の場合、通常よりも肌の保湿バリア機能が低い為、なおさら乾燥しやすいです。

 

それなのに、私の家では子供のアトピーの唇の保湿は2歳までノータッチでした。

 

子供が3歳になって初めての冬、11月の下旬頃のこと。

保育園から帰宅した子供の下唇の真ん中がパックリ切れている!

縦に切れた傷口には血も滲んでいて痛そう。

本人はニヤニヤ笑ってましたが。

 

 

唇は食事の際に食べ物が直接あたる場所。

最近では、食物が肌の傷口に触れることで食物アレルギーが引き起こされやすくなることがわかっています。

 

うちの子は既に0歳から大豆アレルギーもあったので、これは放っておいちゃいけない。

そう思って子供のリップケアに取り組みました。

 

といっても、ケアとしては体と一緒。

あまりにも酷いひび割れであれば一度お医者さんに診てもらった方が良いですが、基本的には保湿剤を唇にも忘れずに塗ることで毎日ケアします。

 

保湿剤はプロペト(白色ワセリン)や市販の子供用のリップクリームを使います。

 

1日に何度も塗れたら理想ですが、我が家は最低限の朝晩2回塗れたら良しとしていました。

 

あとは、傷口に菌や食べ物が直接触れないよう、食事の前に塗れたら塗ります。

特にひび割れがある場合は、食事前に塗ることで傷口を保護できて効果的です。

 

子供は唇を舐めたりしがちなので、舐めて保湿剤が取れないように、小さいうちは寝た後にたっぷり塗ってあげると良いと思います。

 

ひび割れが治っても、アトピーの子は乾燥しやすい体質の為、湿度が低い間は唇の保湿は続けます。

保湿で皮むけやひび割れを予防し、少しでもアトピーの悪化の目を摘んでおくこと。

 

アトピーは肌の保湿力が通常備わっているはずのそれより低く、つまり足りない分を他で補わなければなりません。

それが保湿剤を塗ることになるのですが、結局水分を保持する力も弱い為、特に冬はこまめに何度も塗らないと乾燥してしまう状況です。

 

アトピーの肌の保湿力が弱い原因は、遺伝子レベルの研究で少しずつ進められていますが、この体質を治療する術は現在ありません。

 

私自身も小さい頃から現在までアトピーの治療を続けてきましたが、様々な症状が出る中で

 

人って本当に皮膚というスーツで全身を包んでいるんだな、

 

と当たり前のことを思います。

 

頭のてっぺんから足先まで全て皮膚。

アトピーだと、どこに症状が出てもおかしくないということです。

 

それこそ頭の頭皮や唇も含め足の裏まで。

 

その全ての部分の保湿ケアを生涯にわたってしていく。

しかも日本は四季もあるので、季節によって気候が変わり、その季節にあった対応をする必要がある。

 

思えば私も小さい頃から冬は唇がよく切れていたし、皮も若干面白半分にむいていたこともありました。

 

リップクリームは普通のでは効果がなかったので、何だかよくわからないのに高くて良さそうなパッケージのものを購入してみたり、結局どれも効果がイマイチだったので、一周回って普通のリップクリームをこまめに塗るようになったり。

 

個人レベルで試行錯誤するには、効果検証がとても難しく、お医者さんも判断が難しい様子。

 

結局アトピー治療は地道な毎日の保湿ケアで、症状が悪化しないように、出ても軽症で済むような環境にしておくことしか、今はありません。

小さな火事をこまめに消して、大火事を防ぐようなイメージです。

 

唇のケアもその例外ではありません。

毎日のケアを続けることは面倒なこともありますが、頑張りすぎず、怠けすぎず、続けていかなければならないな、と思っているこの頃です。