アトピー悪化原因究明の為のパッチテスト体験談
アトピーで何が一番不安かといえば、湿疹の原因がよくわからないことだと思います。
アトピーの原因はそれぞれ個人の体質によって多岐に渡り、それゆえ治療が難しいです。
そこで原因究明の一つとして、日常生活で肌に触れるもののパッチテストを受けました。
その体験談が参考になればと思い、ここに書きたいと思います。
パッチテストを受けた経緯
私は小さい頃から30年以上アトピーを患っていますが、徐々に悪化した時期があり、とても悩みました。
そもそも何が原因で悪化しているのか、少しでも自分の体質について客観的なデータが欲しい!そう思ってアトピーに関する本を執筆されたこともある先生がいる皮膚科を受診してみました。
そこで実施されたのが、日常的に肌に触れるものへのパッチテストでした。
パッチテストといえば、金属アレルギーなどのテストを想像していたので、普段使用するアイテムのテストにはちょっと驚きでした。
また、私には生後4ヶ月の時にアトピーと診断された息子がおり、生後6ヶ月頃に同じ皮膚科を受診しました。
私と同じように息子もパッチテストを受けているので、その結果についても参考に記載したいと思います。
息子に至っては、当時まだ母乳とミルクしか口にしていなかった為、パッチテストは特に悪化原因究明に有効であったと思います。
※同じようなパッチテストを実施している病院はあまりない印象ですので、この皮膚科が気になる方は東京都荒川区の皮膚科で検索して頂ければと思います。
パッチテストの方法
普段つけている保湿剤や石鹸、洗濯洗剤、化粧品や化粧水類、シャワーの水に至るまで、普段肌に触れるものを少量ずつ病院に持参し、背中に貼ってテストします。
持参したものの他に、病院がいくつか用意している敏感肌用に出されている各メーカーの石鹸類についても同時にテストが行われました。
看護師さんに、各物質を染み込ませたシールを背中に貼ってもらい、さらに透明のテープで上からシールを覆います。
テスト中は入浴時に出来るだけシャワーを直接かけないようにとの注意がありました。(水が入っちゃうとまずいので)
背中に貼って2日後に再度受診して結果を確認します。
パッチテストの結果
貼った場所が赤くなれば、その物質によって影響があることがわかります。
その結果、私は使用していたボディーソープ、洗濯洗剤に反応があることがわかりました。
また、息子は赤ちゃん用の洗濯洗剤やアトピー肌に優しそうな印象の石鹸、普段使いのシャワーの水(水に含まれる残留塩素)にまで反応していました。
よってもって、これはいかん!と、
肌に触れるアイテムを一から見直すことに!!
結果を受けての対応
①シャワーヘッドの変更
息子はシャワーの水まで反応していた為、まずは残留塩素除去機能のあるシャワーヘッドへ変えました。
シャワーヘッドもピンキリでたくさん種類がありますが、コスパから我が家では東レのトレビーノにしています。
それからお風呂のお湯に対しては、ビタミンCを入れて残留塩素除去しました。
②洗濯は洗剤を使わず水洗い
私も息子も使用していた洗濯洗剤に反応があった為、
肌の状態が良くなるまでは、一旦洗濯洗剤無しで洗濯するように指導がありました。
洗剤なしの時は洗濯ボールなどの補助アイテムの使用を勧められたので、我が家では洗濯マグちゃんを使用しました。
我が家は反応が沢山出た息子がいた為、水洗いにまでしましたが、決して洗濯洗剤を使用できない訳ではなく、洗剤の量を減らし、すすぎの回数を増やして洗剤が残らないように注意すれば使用O.Kとのことでした。なので、水洗いに抵抗がある方は、洗剤の量を調節したり、すすぎの回数を増やしてみてください。
③ボディーソープ・石鹸の変更
私も息子もボディーソープや石鹸に反応が出た為、パッチテストの際、皮膚科でいくつか同時にテストした敏感肌用の石鹸類の中から、反応が出なかったものへ切り替えを行いました。
ちなみに私が変更したボディーソープはこれです。
ちなみに息子はまだ小さかったので、NOVの石鹸に切り替えました。
※0歳のうちは石鹸でしたが、肌が綺麗になってからは泡のボディーソープに切り替えています。
④反応が無かったものは継続使用
心配していた保湿剤など、反応が出なかったものはその後も安心して継続使用しました。
参考に、保湿剤はママ&キッズのベビーミルキーローションを新生児の時から使っています。
※ベビーミルキーローションを継続使用する場合、値段を比較してみた結果、公式通販が割引もあってお買い得だと思います。
会員登録が必要ですが、私の場合、毎回10%割引とサンプルをもらえる(しかも自分で選べる)ので、他で買うよりも安く手に入っています。ご参考までに。
https://www.natural-s.jp/s/index.html
まとめ
最後に、日常生活品のパッチテストを受けて感じたメリットとデメリットをあげて、本記事のまとめとしたいと思います。
〈メリット〉
・普段使用している肌に合わないものを発見できる
・結果から、対策を考えることができる
・テスト結果で反応が無かったものについて安心して継続使用できる
〈デメリット〉
・今回のテストではその製品のどの成分が合わないかまでは特定できない
・よって、別の商品を試す時に何を選べば良いのかの指針が立てづらい
今回受けたパッチテストの感想としては、受けて良かったと思っています。
自分や子供の肌の弱さを具体的に知ることができたこと、肌に合わないものが何なのか、外的悪化要因が判明したことで漠然とした不安が少し取り除かれたことは大きかったと思っています。
アトピーは個人で悪化原因が異なるので、原因解明の参考になれば幸いです。