癇癪持ちのこどもにおすすめ絵本〜おこりたくなったらやってみて!〜
長男は3歳半から4歳の頃、下の子と遊んでいるとすぐ怒ったり、親の言うことに納得できないとずっとイライラしたり(結構引きずるタイプ…)と、毎日何かしら穏やかでない日々が続いていました。
そんな日々をどうにかできないか、悩んだ末にある絵本を読んでみることに。その本が気持ちを落ち着かせるきっかけになったので、ご紹介します!
子どもの癇癪でお悩みの方へ1つの参考になればと思います。
読んだ絵本
4歳の時に一緒に読んだ絵本はこれです。
読んだ効果
- 自分の気持ちが今どんな気分なのか少しずつ考えられるようになった
- 今がどんな気分で、その気分の名前は何と言うのか、を親子で話す機会が増えた
- 自分の感情を表現する方法が増えた(会話のバリエーションが増えた)
- 怒っている時に絵本に載っていた呼吸を3回して、怒りをコントロールする姿が見られるようになった
- 気持ちを表現する言葉の理解が深まった。
シリーズの他の本はどうか
ガストンのきぶんをととのえるえほんシリーズは、「おこりたくなったらやってみて!」の他にも「かなしくなったらやってみて!」や「ねむれなかったらやってみて!」など全部で5冊の本が出ています。(2021年2月現在)
我が家の子どもたちはガストンがとても気に入ったので、それぞれ好きな色のガストンの本を追加で購入することに。
購入したのは「かなしくなったらやってみて!」、と「やきもちやいたらやってみて!」です。
他のシリーズ本を購入して最初に思ったのは、「おこりたくなったらやってみて!」ほどのインパクトはない、でした。パターンは一緒ですからね。呼吸の仕方は最初の工程が若干異なるものの、息を吐き出して嫌な気持ちを追い出すところは同じです。「かなしくなったらやってみて!」については、悲しくなるエピソードがひとつしかないので、もう少しエピソードがあったらな、と思いました。やきもちの本は色々とエピソードが出てきて満足という印象。しかし、これはあくまでこれは親の印象の話で、当の子どもたちは大喜びでした!
かなしいとか、やきもちをやくとか、それがどんな状態の時に起こるのか、具体的に知ることができて、子どもたちの共感度はとても高かったです!寝る前に今日はピンクのガストンにする!とか、青のガストンにらする、など読んで読んでとせがまれるので、買って良かったなと思います。
他のシリーズも気になる方は是非読んでみてくださいね!
まとめ
日々成長していく子どもたちですが、言葉だけではなかなか理解できず、うまく行動できないことが沢山あります。そんな時、絵本を通してみると、嘘みたいに伝わることも...。
今回紹介したこの本が、同じように誰かの新しい成長に繋がったら嬉しいです。
余談(本当にどうでもいい話)
ガストンの絵本はシリーズを通して同じような文章がでてきます。
大抵はタイトルに沿った感情を引き起こすエピソードがあり、呼吸をして追い出す、という流れです。
それを夫が大人版のパロディにして、
「おかねがほしくなったらやってみて!」やら「仕事でミスをしたらやってみて!」など、すらすら新バージョンを作る。
「おかねがほしくなったらやってみて!」だったら、こんな感じ。
ガストンはお金が欲しい。インスタであげてる写真をみるとお金が欲しくなる。みんなの背景にさりげなく写ってる高級バッグや高級家具。僕は知ってる。みんなさりげなさを装ってるけど、ほんとはそっちの高級品を持ってる自分(どやっ)を見せたいんだ。僕は羨ましい!だからお金が沢山欲しいんだ。ガストンの気分は最悪。でもそんな雷雲を呼吸で追い出したらどう?そう、お金の亡者になる前に。
とか、
「仕事でミスしたらやってみて!」なら、
ガストンは仕事でミスをした。発注数の0が一桁多かっただけなのに、上司にすごく怒られた。ガストンはとってもイライラする。そんな時、呼吸で追い出してみたらどう?
呼吸後、ガストンはとっても良い気持ち。翌日上司が忙しそうだけど、全然気にならない。
など、他にも「浮気をしたくなったらやってみて」や「横領したくなったらやってみて」など、ここには書けませんが、くだらないストーリー作りにちょっと盛り上がりました。
こんなパロディにしなくても、ガストンの絵本をお手本にして、即席でお話を作ってみると、結構簡単にお話が作れます。主人公を子供に置き換えてその場の困ったことで作ってみると、大喜びなので、大人のみなさんも楽しんでみてください。