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アトピーで知っておくべき洗濯方法

【2021/10/4更新】

はじめに

アトピーで気をつけたいのが、直接肌に触れるものです。衣類やシャンプー、ボディーソープ、化粧品などが思い浮かぶと思いますが、忘れてならないのは、洗濯洗剤。

洗剤は衣類に残ります

洗剤が残った洋服を着ると、バリア機能の弱いアトピー肌を刺激し、痒みの原因になります。

0歳から現在までのアトピー経験から、今回はアトピー肌の方が知っておくべき洗濯方法を紹介したいと思います。

 

 

洗濯洗剤の選び方 

まず、洗濯洗剤の選び方について。

色々な洗剤を試してきましたが、結論として自分好みのものを選んでよい、です!

びっくりされたかもしれませんが、洗剤が悪さするのは、衣類に残っている時です。

なので、界面活性剤が入っているものでも、肌に優しい成分のものでも、オーガニックな物でも、あるいは匂いが好きなものでも、自分が納得する洗剤を選んで良いと思います。洗剤が衣類に残らないように洗えれば良いのです。

アトピー治療は長期戦。

今の医学では残念ながら根本的な治療ができないため、アトピー体質とは長く付き合っていく必要があります。

ですので、アトピーを気にしすぎて逆にストレスになっては続きません。アトピーの原因を全て取り除くことは不可能なので、出来るところを頑張る、というスタンスでゆるく続けられるような気持ちで良いと思います。

※重症の方は別です。医師の指示に従って、適切な対応をしてください。

一応参考までに、私が使用している洗剤を貼っておきます。

皆さんご存知のスーパーでよく売られている商品です。アトピーに良い商品とかでもないです。普通の洗剤として選んで使っています。
 

洗剤の使い方

好みの洗剤を選んだら、次はアトピーの状態に合わせた洗濯方法をマスターしましょう。

個人的な感想ですが、アトピーが落ちついている時と、悪化している時では洗濯方法を分けた方が調子が良いです。特に悪化している時は、より一層肌が敏感になっているので、洗濯方法に注意しています。

アトピーが落ち着いている時の洗濯方法

アトピーが軽い場合には、自分の好みの洗濯洗剤を使用して洗濯します。

ポイントは2点。

①洗剤の量を少なめにする

②すすぎを多くする

です。

①洗剤の量を減らす

洗濯洗剤は洋服に残ると刺激が強いので、洗剤のパッケージに記載されている分量よりも減らして洗濯します。

どれくらい少なくするかの目安としては、私の場合、指定された使用料の2メモリ程を減らして洗い始めました。

※肌の弱い乳幼児がいる場合は、洗剤を半分以下にして洗い始めました。赤ちゃんの場合は特にデリケートですので、赤ちゃん用の洗剤を使用することをお勧めします。

1週間程度様子を見て、肌の調子と、洗浄力に不満がないか、自分なりのバランスのとれた分量を探してみてください。

ここからは観察眼が大事になります。

体全体に少しずつ湿疹が増えてきたり、肌がカサついてきた場合は、洗剤の量を更に減らします。洗剤の影響有無に関わらず、アトピーが悪化した場合は必ずかかりつけ医を受診してくださいね。

因みに…

我が家は生まれた子供もアトピーだった為、現在は汚れがひどい時以外、ほとんど洗剤を使用していません。

使ってないんじゃん!と突っ込まれそうですが、頑固な汚れには洗剤を使って予洗いしています。

そして、洗剤を減らして洗浄力が落ちた分、この商品を使って洗浄力を補っています。

個人的にこの洗濯マグちゃんはお気に入り。これを使ったら、部屋干ししても臭わなくなったのでお勧めです。

ただコスパが悪いので、最近は大容量のマグネシウムを買って、100均の下着用洗濯ネットに入れて使用しています。洗濯ネットが洗濯中に開いてしまうと、大変なことになるので、更に同じ大きさの洗濯ネットに入れて、二重にして使用すると良いです。こうすると外の洗濯ネットが開いてもマグネシウムがこぼれません。

我が家は毎回9キロ近い洗濯をするので、マグネシウム400gを入れて洗っています。

400gは重いので、1つ200gにして、2つのネットに分けて使っています。

洗剤を減らしてみて驚いたのは、減らしてもあまり違和感なく洗えているということでした。

洗剤の香りは当然薄くなりますが、私の場合は洗剤の匂いが好きではなかったこともあり、家族からも汚れが落ちてないとか、匂いが気になるなどと言われたこともありません。

また洗浄力に関しては、洗濯時の水の量を増やすと汚れが落ちやすくなるので、洗濯量より多めの水量で洗うのも効果的です。

 

②すすぎを多くする

2つ目のポイントは、すすぎです。最近の洗剤ではすすぎ一回で時短をうたったものもありますが、洗剤を使用した場合は必ずすすぎは2回以上してください。

衣類に洗剤を残さないことが重要ですので、すすぎはとても重要です。

我が家は洗剤使用時は2回すすぎですが、洗剤の量をとても少なくしています。

 

アトピーが悪化している時の洗濯方法

アトピーが悪化している場合には、普段よりさらに洗剤を減らす、または思い切って使用しないという手段も考えます。

洗剤を使用しない時に役立つのが、

先ほども紹介した洗濯マグちゃんです。

一時期、カンブリア宮殿などで取り上げられてから、入手困難な時期もあったようですが、今は落ち着いたみたいですね。

洗剤を入れない時はこの洗濯マグちゃんを入れて洗濯すると、水洗いでも結構汚れは落ちます。最大の利点は、洗剤を使っていなければ、すすぎが一回で済むこと。

我が家の子供は0歳からアトピーと診断され、赤ちゃん用の洗剤もパッチテストでアウトでした。症状が落ち着いた2歳頃までは洗濯マグちゃんと洗濯専花という商品のダブルコンボで洗剤なしで洗濯していました。

こちらの洗濯専花は、アトピーの方で独自に洗濯ボール関連商品を比較された方がお勧めしていた商品ですが、ある実験では汚れが落ちないという結果も出ていたことから、その効果は洗濯マグちゃん程ではないという印象です。

我が家の使用感としては、子供が2歳頃まで洗濯専花とマグちゃんを使用して洗っていて、よほど酷い汚れでなければ、普通に洗濯できていたので、悪くは感じていません。

コスパ重視の方は、洗濯マグちゃんの代わりにマグネシウムを買って洗濯ネットに入れて使用する方法もありますので、ご家庭に合わせて導入してみてください。

 

まとめ

  • 洗剤は衣類に残さないことが重要
  • 洗剤の量を減らして洗う
  • すすぎを多くする
  • 症状が重い場合はさらに洗剤の量を減らす、または洗剤を使わず洗う
  • 必要に合わせて洗浄力を補助する商品を導入する

アトピーの原因は多岐に渡り、その悪化原因の1つとして、洗濯洗剤への対策は重要です。

我が家の洗濯方法が対応策の1つとして参考になればと思います。