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赤ちゃんの体重が増えない〜0歳(生後8ヶ月)で体重増加不良で入院した話〜

【2023.10.24更新】

私の娘は生後8か月の時に、体重増加不良で入院しました。

体重が増えずに悩んでいるお母さん達に、実際にどれくらい少ないと入院する必要が出てくるのか、入院した原因やどんな治療を行うのかを書きたいと思います。

1つの例として参考になれば幸いです。

 

体重がどれ位少なくて入院したか

まず、体重がどれ位少なくて入院に至ったのか、てっとり早く娘の成長曲線をご覧ください。

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※黒い手書きの点が娘の体重です。

ご覧の通り、生後8ヶ月の時には大きく成長曲線から外れ、というか、7ヶ月の時より体重が減るという事態で、即入院となりました。

体重増加不良の原因

病院で検査の結果、体重増加不良の原因は

  • 完全母乳で母乳が足りていない
  • 牛乳アレルギーの数値が高く、それによってミルクを飲まなかった※
  • 離乳食も進まず、ほとんど食べなかった

便の検査結果および入院中のミルク摂取時に実際に唇が腫れたことにより、牛乳アレルギーと診断されました

幸い他に体の異常はなく、アレルギー用のミルクを摂取できるように訓練して退院となりました。

※さらっと書いてますが入院生活は地獄でした。。

もし、体重増加が思わしくなく、何をやってもミルクを飲まない場合は、ミルクや牛乳のアレルギーがないか、1つの可能性として考えてみてもよいと思います。

 小児科だけでなく、小児アレルギー科がある病院へ相談してみてください。

【参考】アレルギーに関連してアトピーの遺伝についても過去に書いています↓

入院した場合の治療方法

では、体重増加不良で入院した場合、どんな治療をしたかというと、

●心臓など臓器を含めた各種身体検査

●点滴を使用しながらミルクを飲む練習

でした。

体に異常がないか心臓を始め各種検査を行い、並行してミルクを哺乳瓶から飲む練習をひたすらするというもので、

このミルクの練習がとても辛い。。 

 

〈ミルクの練習方法〉

①脱水にならないように点滴をして、母乳を一旦やめる。

②4〜5時間以上間隔をあけて、お腹を極限まで減らし、ミルクを飲まざる負えない状態を作って、飲ませる。

入院中の治療方法説明時に、もしミルクが飲めない場合には鼻からチューブ栄養となる可能性もあると言われ、それは嫌だと必死にミルクの練習をしました。

↓入院中の様子:右手に点滴をつけています。点滴を取ろうとするので、ネットを被せてもらっていました。

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そもそも完母だった娘は、お腹が空いて泣きながらひたすらおっぱいを求めて私の胸元部分の洋服をしゃぶってくるので、それを無理やり引き離して哺乳瓶を与えるのは、母としてとても辛い気持ちでした。

何度もおっぱいをあげたい気持ちを振り切り、ひたすらミルクをあげる。嫌がってもあげる。飲まなくてもあげる。

最初はお薬用の数CCしか入らないスポイトで、口が開いた瞬間に流し込む、むせても流し込む、嫌がっても流し込む、、、を繰り返し、精神的にも肉体的にも親子共々辛い入院生活が始まり、、、

入院4日目で200mlまでスポイトで飲めるように。(数ミリずつあげるのでかなり時間がかかり大変)

5日目、スポイトを吸う仕草がみられたので、試しに哺乳瓶の乳首を与えると、そこからは哺乳瓶で急に飲めるように!!

奇跡の起きた日でした!

以降はその月齢で1日に必要なミルクの量を飲めるようになるまで、ひたすら決まった時間に哺乳瓶でミルクをあげる生活。

ある日は飲む量が増えたり、ある日は減ったり、飲む量に一喜一憂しながら少しずつ飲む量が増えていきました。

それから入院して10日後の日、退院となりました。

 

0歳で入院する際に知っておきたいことについてはこちらに書いています。

体重増加不良と診断されたポイント

あくまでうちの娘の場合ですが、

  • 成長曲線から大きく外れたこと
  • かつ、前月より体重が減ったこと

が大きなポイントだったと思います。

少しくらい成長曲線から外れても大体は大丈夫です。でも、成長曲線からどんどんはずれていき、更に前月より体重が減った場合は要注意ですので、かかりつけの小児科に相談してみてください。

赤ちゃんの体重が増えずに悩んでいるお母さんたちの1つの参考になればと思います。

退院後

 退院してからは、経過を診るために月一回病院に行っていますが、順調に体重も増え、すくすく成長しています。

初めての乳児の入院生活は大変なものでしたが、  お陰で正常範囲内で成長しているので、先生や子供、家族に感謝です。

 

追記 2019.12.20

経過観察を続けていた子供ですが、1歳1ヶ月の時に体重増加不良についての通院は終了して良いことになりました。

ただ引き続きアレルギー科での受診が続いています。

牛乳アレルギーの経過についてはまた追記していきたいと思います。

追記 2020.1.31

牛乳アレルギーの経過について、食物負荷テストを受けたところ、牛乳2ccですぐに湿疹が出たため、まだしばらくは乳製品完全除去となりました。

数ヶ月後に再度血液検査をして、結果を見てから少量摂取を始めるか検討することになっています。

追記 2020.5.18

新型コロナウイルスの影響により病院での検査は見送りとなっています。

検査はできていませんが、少量ずつ牛乳を摂取する練習を始めました。娘の大好きな豆乳に数滴、牛乳を混ぜて与えています。

一日も早く収束となる日がきますように。。。

追記2021.2.5

牛乳を飲める分量が少しずつ増えてきました。それと同時に、乳製品摂取による湿疹や咳もほとんどでなくなってきており、少し安心しています。保育園でも乳製品除去が解除になるよう、引き続き少量摂取を続けていきます。焦らず少しずつ摂取量が増えていくといいなと思っています。

追記2022.11.28

少しずつ摂取が増えていた牛乳ですが、体調不良の際に、嘔吐や咳が出たため夜間救急にお世話になったこともあり、そこから摂取量がなかなか増えなくなってしまいました。また、子供も成長したので、摂取後に、喉が変になって嫌だ、など、少量でも違和感があると嫌がるようになったため、牛乳ではなく、違和感の少ない乳成分の入ったお菓子を少量ずつ与えるなど、日々試行錯誤しています。焦らず長い目で少しずつ進めていけたらと思っています。