take it easy

人生を気楽に生きていくための、知恵と体験を発信するブログ。

0歳入院時に知っておきたいこと9つ〜体重増加不良で10日入院した経験から〜

【2021/5/8更新】

私の娘は0歳(生後8ヶ月)の時、体重増加不良で10日入院しました。

 

その時に感じたのは、小児入院時の親の大変さは半端ない!!ということ。

 

子供が入院したら、どんなことが必要になるのか、事前に知っておきたかったー!っと心底思ったので、

子育て中のお父さん、お母さんで、まだ子供の入院を経験したことがない方の参考になればと思い、ここに知っておきたいことを9つ書きたいと思います。

 

 

 

入院は突然やってくると心得る

当たり前ですが、入院は突然やってくることが多いです。

私もその1人で、想定外の入院に際し、頭の中は一時的にパニックになりました。

そもそも子供が入院することにショックを受けている中、何をどうすればいいのか判断するのにとても苦労しました。

入院は突然やってくると肝に命じて、入院したらどんなことが必要なのか、事前になんとなくでも把握しておくことをお勧めします。

そうすることで、いざという時に少し落ち着いて判断できると思います。

 

家族への連絡はすぐにヘルプを頼める人を優先する

入院が決定した際、その場に自分しかいない場合は、その日のあれこれを1人で決めなければなりません。

当然、家族や親しい方に連絡すると思いますが、

連絡する際は、一番最初に誰に連絡すべきかを考えておくことで、断然その後の効率が良くなります。

入院することを連絡すると、心配してすぐに電話がきたり、メールで質問がきたりと、連絡した分だけ対応が増えます。

入院が決定した日はとにかく忙しい!

なので、入院が決まった時点で、すぐにヘルプを頼める可能性が高い人へ優先して連絡すると良いです。

例えば、兄弟がいる場合、その子の学校や保育園からの帰宅先、お迎えを自分で行えないならお迎え、それらを頼める可能性が高い人を先に考えます。

それ以外にも、病室に入室した後、入院生活に必要な荷物をすぐに手配する必要があるので、補助を頼める人がいれば、その人に優先して連絡しましょう。頼れる人に早めに連絡しておくと、後の連携がスムーズになります。

その日仕事に出ている夫や妻に連絡する際は、早めに帰ってきて助けを頼めそうかどうか連絡を取り、出来るだけ助けてもらえるようにします。

私の場合、幸いにも夫が早めに仕事を切り上げられる日だった為、兄弟の保育園のお迎え等を頼むことができました。

 

ちなみに、連絡するタイミングは、必要書類の記入や、入院についての説明、病室へ入室、という流れの合間にすると良いと思います。

病院の混み具合にもよりますが、この流れの合間にちょこちょこ待ち時間が発生するので、ここを利用して、家族に連携をします。

私の場合、入院患者が多かったのもあり、病室の準備ができるまで結構待ちました。

この間に必要があれば授乳をしたり、オムツを変えたりしておくのも良いと思います。

最低限入院に必要な荷物を把握しておく

0歳乳幼児の場合、24時間誰かが子供に付き添わなければならない病院が多いです。

子供から離れて外に行く時間は、病院にいる保育士さんやスタッフの方に付き添って貰う必要があります。

私の入院した病院では、外出は保育士さんの勤務時間内と決まっていました。

私は子供と2人で来ていたので、他に頼れる大人はおらず、入院手続きが午後までかかると、わずか1,2時間で荷物をまとめて病室に帰って来なければなりませんでした。

とりあえず、スーツケースにその日必要な物を詰め込んで慌ててとんぼ返りした記憶があります。

入院生活に持って行くべきグッズは、とりあえず以下のリストを持っていくと良いです。

2〜3泊位するのに必要なものをイメージすると良いと思います。

足りないものは後から補充します。

①病児の持ち物

  • 病児のパジャマ 2〜3セット
  • 病児のオムツ(かなり多めに持っていく、私は30枚持っていき、後から買い足しました)
  • おしりふき2パック
  • 赤ちゃん用の爪切りや綿棒
  • 病児のお気に入りのおもちゃや絵本
  • 離乳食が始まっていれば、使い慣れたスプーンや歯ブラシ
  • お食事エプロンやガーゼ2〜3枚
  • 粉ミルクや哺乳瓶(入院中、病院のミルクや哺乳瓶を指定される場合は使用不可かもしれませんので、必要に合わせて持参)
  • 抱っこ紐(必要であれば)
  • 病児用のボディーソープや石鹸類
  • 石鹸なら石鹸ケース
  • 保湿剤
  • バスタオル 2枚
  • フェイスタオル2枚

②付き添い者の持物

  • パジャマ
  • 女性なら化粧用品
  • バスセット
  • 歯ブラシ
  • 付き添い者の日中着る服(なるべく楽なもの)最低1セット(長期入院が予想される場合は2セット)
  • 付き添い者の常備薬
  • 携帯などの充電器
  • 筆記用具
  • その他お財布などの必需品
  • 病室用の楽なシューズ(あれば)

入院する日は、大人1人だけでなく、出来ればもう1人大人が一緒にいると、こんなに慌てなくて良いので大分楽だと思います。

基本的に24時間病児に付き添いしなければならない

先にも書きましたが、乳児の場合、24時間病児に付き添いで誰か大人が側にいなければならない、としている病院は多いです。

私も入院手続きの際に、付き添いについて書類を提出しました。

この24時間付き添いはかなり大変です!

何が大変かというと、

  • 家族の誰か1人が日常生活の戦力から外れた状態で、普段の生活を回さなければならなくなる
  • 付き添い中は、病院からほとんど出られない為、付き添い者の食事、洗濯、風呂などをどうするか、病院の規則に従って考えなければならない
  • 付き添い者の行動はかなり制限される為、付き添い時間が長くなればなるほど、負担やストレスは非常に大きいものになる
  • 通常生活とは異なる日々を過ごす為、家族全体にストレスがかかる

という、4点が核家族にはヘビーです。

かなりの協力体制が無いと、乗り切れない、というのが私の印象です。

いざという時、誰に協力を頼めるのか、家族以外にも頼れる有料サービスがあるかなども普段から調べておくと良いと思います。

病児本人だけでなく、意外と周りの家族の生活が大変だったというのが、印象的でした。

付き添いのサポート体制を整える

24時間病児の付き添いは、かなり過酷です。

私の入院した病院は、比較的新しい病院だった為、小児病棟の中に付き添い者も使用できるシャワー室があったり、コインランドリーがあったり、寝るベットも病児に添い寝で狭いものの、古い病院のベットよりは体の負担も少ないもので、付き添い生活の設備としては恵まれている方だったと思います。

病院によっては、シャワーが無いのでお風呂に入るのにも外出したり、コインランドリーがない場合は洗濯の都度家に帰ったりと、対応を考えねばなりません。

それでも、やっぱり付き添いは辛かった。

入院した病院では、付き添い者の食事は出ない為、1日3食、全て病院内にあるコンビニのもの。ベットも狭いので、当然熟睡できません。大部屋の場合、物音を立てるのも気を使いますし、病児が泣いた場合も、お互い様ではあるものの、やはり気を使います。

トイレや食事の購入は子供が寝ている隙など短時間で済ませなければならないですし、娯楽といえば有料のカードを購入して見られるテレビ位です。(入院中は娯楽という気分でもないですが。。あと、当然イヤホン着用です)

病室から出られない場合、病児は一日中ベットで過ごす為、機嫌も悪くなりがちです。

愚図る子供をあやすにも、病室は狭いですし、気分転換に外に出ることも出来ないので、なかなか苦戦します。

ちなみにシャワー室は時間予約制で30分で子供と自分を洗って着替えさせて出なければならない為、段取り力を試されました。。リフレッシュとは程遠い状態です。

面会も限られているので、気づけば大人と話したのは先生や看護師さんと交わす数分のやりとりだけ、という日も多かったです。

更に、入院した病院では原則として付き添い者の車を何日も停めておくことができなかった為、移動が不便でした。最寄りの駅から遠い病院だったので、夫に車でお見舞いに来てもらえない限り、バスと電車で自宅まで移動しなければならず、外出しづらかったです。

先行きのわからない入院生活の場合、娘はどうなってしまうのか、いつ退院できるのか、この生活がいつまで続くのか、仕事や生活はどうするのか、など大きな不安もずっと付きまとい、体力的にも精神的にも、かなりハードでした。

付き添い者のストレスはかなり大きいので、協力して付き添いを交代できる日は他の人に代わってもらい、外に出てリフレッシュしたり、ちゃんとした布団で寝て、疲れを癒すようなサポートを頼れるところにお願いした方が良いです。

こちらが体調を崩しては、途端に生活が成り立たなくなるので注意!

私はアトピーがあるのですが、付き添い中に悪化し、急遽保育士さんに子供を頼んで、入院先の病院から最寄りの皮膚科を調べて薬を処方してもらいました。(入院先の病院は紹介状がないと受診出来なかった為)

皮膚疾患なので大丈夫でしたが、風邪など感染症にかかった場合、入院棟に入れなくなる場合もあるので、体調管理は重要です。

偏った食事を余儀なくされている場合は、美味しいご飯やお弁当、デザートなどの差し入れ、日用品を届けたりのサポートがあると、負担が和らぐと思います。

我が家は、夫が平日仕事で遅く、保育園の送り迎えが出来なかった為、保育園に通う上の子は急遽祖父母のところへ預けました。

私は幸い育休中だったのもあり、基本的に私がずっと付き添いをしていました。(復帰直前の入院だった為、復帰は有給を使用して後ずらしにして頂きました。)

仕事をしている場合、急な仕事の調整を強いられる為、かなりキツイと思います。

私も働いていて、常に「明日当たり前に出勤できるとは限らない」と思って仕事をするようにしていますが、娘の入院はより一層それを意識づける出来事となりました。

仕事をしている場合は即座に調整する

これは当然ですので記載する必要もないと思いますが、入院日数の大まかな目安がわかったら、すぐに勤務先へ連絡します。

共働きで長期入院の可能性がある場合、勤務先の制度を確認して、看護休暇が利用できるのならば検討したり、夫婦で交代で有給を取得するなど、どう乗り越えるか、事前に家族で話し合っておくと良いです。

入院先が選択できる場合、どの病院が良いか事前に確認しておく

これは、付き添いを経験して思ったことです。

我が家は近くの小児科については把握していましたが、入院する場合の総合病院についてはあまり調べていませんでした。

付き添い生活は本当にハード。

病院の規則によってそのハードさも変わります。

事前に入院時の病院について調べておけば良かったと、本当に思いました。

病院選びのポイントは以下の3つを軸にすると良いと思います。

  1. 小児科に力を入れている病院か
  2. 比較的新しい病院か
  3. 自宅から病院の距離が出来るだけ近いか

上記ポイントのどれか1つでも当てはまる病院の方が、入院生活の負担が軽くなると思います。

それぞれのポイントの趣旨は、次の通りです。

1.小児医療に力を入れているか

小児医療が充実していて安心でき、また、小児入院のサポート体制が比較的整っている可能性が高い。

2.比較的新しい病院

施設が新しい為、入院生活のサポート体制が整っている可能性が高い。

3.自宅から出来るだけ近い

入院中の自宅での用事が短時間で済むメリットがあります。

もちろん、信頼のおける先生の有無で選ぶのが一番良いと思いますが、選ぶ際のポイントとして、入院時のサポート体制が充実しているか、利便性は良いかについても頭の隅に入れておくことをお勧めします。

入院することとなったら、どこの病院に行くのか、事前に通える範囲の病院の中で、検討してみてください。

我が家の場合、近所の小児科で体重が増えないことから大きな病院を紹介されました。

紹介状を書くにあたって、そこの小児科では2つの病院の選択ができ、どちらが良いか聞かれたのですが、そのどちらの病院も通ったことがなかった為、「先生がお勧めする方の病院へお願いします」と答えました。

結果として、家から少し距離はありますが、小児科に力を入れている病院へ入院することになり、結果オーライでした。が、いざという時の病院を調べておけばよかったと感じました。

病院によって入院生活は異なるので、周りのお母さんの口コミや、家の近くの産院などでお勧めの小児科のある総合病院を聞いておくと良いと思います。

私には助産師の友人がいるのですが、やはり助産師さんは小児科に強い病院などの情報をよく知っており、とても助かりました。

子供を出産する際、通院する病院で助産師さんに聞いてみるのも良いかもしれません。

入院生活を快適にするアイテム

辛い入院生活を少しでも快適にする為に役立ったアイテムを紹介します。

差し入れや、改めて荷物を持ち込む時に持ってくると良いと思います。

  • iPadなど少し大きめの画面のタブレット

      ※子供がぐずった時に役立ちます。子供が

        好きな動画を入れておくと良いです。

  • S字フック

      ※荷物を引っ掛けるのにとても重宝します。

        何個かあると便利です。

  • ゴミ袋

      ※取っ手付きの大きめのビニール袋があると

        ゴミをまとめるのに便利です。

  • 楽なスリッパやサンダル

      ※付き添い者は1日中靴だと窮屈なので。

        子供を抱っこすることもあるので安定感

        のあるものが良いです。

  • 耳栓 ※寝る時に重宝します
  • 石鹸を使っているなら石鹸ケース
  • コップ ※付き添い者用のマグ等
  • 旅行用などの小分けにされた洗濯洗剤

      ※病院内にコインランドリーがある時

  • ランドリー袋

      ※洗濯物を運ぶのに大きめのがあると便利

  • 本や雑誌など

      ※隙間時間の暇つぶし用

それから、スーパーやコンビニで買って役立ったものも載せておきます。

  • 2リットルのミネラルウォーターやお茶

      ※コスパ重視で2リットル買ってました

  • 紙コップ又はプラスチックコップ

      ※病院にコップを持ってきてない時や、お見

        舞いに来た人に飲み物を渡す時使用

  • マスク ※感染症予防、喉の保湿の為
  • その他日用品

       ※衛生用品や簡単な文具などで必要なもの

         は後から買い足しました

付き添い入院生活費は結構高い

付き添いを経験して感じたのは、付き添いの毎日には結構お金がかかること。

まず、ご飯代。朝昼晩の三食が私の場合コンビニだったので、かなり高くつきました。

工夫するとすれば、外出時にスーパーに行って日持ちするものを買ってくる位でしょうか。病室の冷蔵庫も小さいので、冷蔵庫に入る位の量に留めないといけません。

次に洗濯代。私の場合、家が病院から少し離れたところにあったため、病院内のコインランドリーを使用していました。1回数百円ですが、塵も積もればなんとやら、結構かかりました。

更にテレビや冷蔵庫代。

私が入院した病院では、テレビも冷蔵庫も専用のカードを購入し、購入金額分の時間だけ使用できるようになっていました。

最初の数日はテレビも冷蔵庫も無しでやり繰りしていましたが、気分転換や食料の衛生上使用した方が良いと判断し、途中から使用しました。こんなところにもお金がかかってしまうという、地味に痛い出費です。

想像しているよりも費用は嵩むと思っておくと良いと思います。

病院が近ければ、自宅に帰ってお金を掛けずに用事を済ませることも可能だっただろうな、と思うので、病院までの物理的距離も費用に影響すると考えておいた方が良いです。

まとめ

0歳で入院する際の知っておきたいことについて書きましたが、乳幼児の入院は本当に大変です。

入院病棟で会ったお父さん、お母さんは、皆それぞれ子供の病状は違って、重度から軽度まで入院期間の差はあれども、みんな苦労されていました。

やはり、1番の悩みは、子供が心配だということ。

中には何ヶ月も入院している赤ちゃんもいます。栄養のチューブを付けていたり、点滴を付けていたりして、動きづらい子も沢山いました。

精神的にも体力的にも親子共々とても辛いと思いますので、ここで書いた情報が少しでも負担を軽くする一助となれば幸いです。

 

※0歳で体重増加不良で入院した際についてはこちらに書いています。

juugatuzakura.hatenablog.com